12月7日(土)、三輪支所講義室で「ながの子どもを虐待から守る会」の村瀬和子事務局長を講師に招いての『子どもの虐待問題を考える講演会』が開催されました。当日は約70名という多くの方が参加し、改めて深刻な社会問題となっている子どもの虐待問題に対する関心の高さが窺われました。講演会では、村瀬講師から「①子どもの虐待は、子どもの心身の成長・人格の形成に重大な影響を与えるとともに、次の世代にうけつがれる(連鎖していく)もので、子どもに対する最も重大な権利侵害であること。②虐待は家庭における「しつけ」とは明確に異なり、しつけの中に体罰が含まれることはないこと。③県内の児童相談所における昨年度の児童虐待相談対応件数は前年度比322件(15.7%)増の2370件にのぼり、年々増えていること。④地域の中でも虐待があり得ることを認識しておくことが重要で、子どもや親の様子が不自然で何か変だなと感じたら虐待を疑ってみる。それが間違いであっても責任を問われることはないので、児童相談所や警察への通報、電話での相談など行動することが大事であること。」などのお話があり、大変示唆に富むものでした。自治協では、これからも住民の皆様が地域の様々な課題について考え、行動する契機となるような場を提案していきたいと思います。